Uさん データ分析の力で、製造業の可能性を広げていく。

インタビュワー

今回は、製造業でデータ分析業務に携わっているUさんにインタビュー。
キャリアチェンジのこと、現在担当されている業務のことなどについてお聞きします。

ー 当社に入社して約8か月が経過しましたが、仕事には慣れましたか?

Uさん

そうですね。4か月前からは、半導体検査装置メーカーに常駐しているのですが、先端技術の開発に携わっているため、学ぶことも多く、毎日よい刺激をもらっています。

ー 具体的に、常駐先ではどのような業務に携われているのですか?

Uさん

検査装置のログデータなどから装置のヘルスチェックをしたり、新規開発の装置で測定した実験データを分析したりと、データ分析の業務を中心に行なっています。

そのデータ分析の結果はどのように活かされるのでしょうか?

Uさん

検査装置は定期的に「校正」という、使用している実機が正しく測定できているかを確認する作業が必要です。検査装置を導入いただいているユーザー様に対して、検査装置が正しく校正できているかを報告するために、PythonやMATLABを使ってログデータを分析します。

何かのトラブルで機械が止まった場合は、トラブルの原因調査のためにログデータを確認し、どのタイミングで、何のアラートなのかを確認し、どこが悪そうかあたりをつけて、オペレーターの方にチェックを依頼する、ということもしています。

ー そうなのですね。データ分析と聞くと、売上予測や新商品の開発など、マーケティングの要素をイメージしていたのですが、製造業でもそのような形でデータ分析を行うのですね。でも、おっしゃった「どこが悪そうかあたりをつける」という経験値みたいなものは、すぐにキャッチアップできるものなのでしょうか?

Uさん

そこは必ずしも私の前職が製造業だった経験が生かされる..ということではなく、データをあらゆる角度から分析することで仮説を立てることができると思っています。

ー なるほど。前職でもデータ分析は担当されていたのですか?

Uさん

前職は、タイヤメーカーでタイヤの生産設備の開発をしていたのですが、私は電気担当で、電気的なハード・ソフト設計を担当していました。 データ分析ばかりをしていた訳ではなく、研究所で設計などのデスクワークをして、できあがった設備はメーカーや工場へ出張して動作確認を行なうというような働き方をしていました。そのような業務の中で、データ分析に携わるチャンスがあった、と言った方が正しいですね。

ー 具体的には前職ではどのようなデータ分析をされていたのでしょうか?

Uさん

例えば1日何本タイヤを製造するといった目標が設定されているのですが、その数値が達成できているかデータを整備し、エクセルで分析していました。

目標が達成できていない場合、どう改善するかをチームで話し合い、分析結果をもとに目標に近づけるということをしていました。

ー データ分析のスキルももちろんですが、それを活かすために「チームで改善策を話し合う」といったコミュニケーション力も重要なのですね。
当社に応募された際は「クラウドエンジニア&BIコンサルタント」枠で応募されたと思いますが、前職で携わった分析業務を極めようと思われたんですか?

Uさん

そうですね。データ分析のスキルを極めようと思ったことが転職の理由ですが、きっかけは、コロナの影響により前職でテレワークを導入するようになり、こういう働き方もあるんだなと気づいたことだと思います。それまでは毎日出社していた訳ですが、データ分析のスキルを磨いて自分に技術があれば、場所を問わず働けるんだなぁと。

ー なるほど。確かにコロナがきっかけで私たちは多くを学び、「働き方」についても選択肢が増えましたよね。
実際転職されてみていかがですか?前職は事業会社、現在では当社のようなクライアントに技術を提供する企業で働いてみて、違いはありますか?

Uさん

前職では資料作成やマネジメントの業務も多かったのですが、現在では技術的なことに集中できるので、やりたかったデータ分析のスキルが成長しているなと実感できていて面白いです。

あとは、大学で学んだ半導体の知識や、前職で培ったデータ分析の能力をフルに活かすことができていることもやりがいを感じています。

ー やりたいことで成長できていると実感できることは、最高ですね。
今後挑戦したいことはありますか?

Uさん

分析力をさらに磨き続けたいです。直近では、常駐先のプロジェクトもデータが整ってきたので今後はよりスピード感を持って業務が進められるよう、Tableauなどを利用した開発も行っていきたいと思っています。

ー いいですね。
仕事以外で情報収集したり、自己研鑽したり、ということがあれば、アドバイスとして教えていただけますか?

Uさん

筋トレです!(笑) やはり基礎体力がないとハードな仕事はこなせませんし、目に見えて結果も出ているので、やりがいもありますし、週末はかかさずジムに行っています。

情報収集という意味では、学生時代に学んでいた光学や半導体の書籍を復習の意味も兼ねて読んだりしていますね。

ー 今日は色々とUさんのことがお聞きできてよかったです。
この「先輩インタビュー」を読まれる方は転職を考えている方も就職活動中の学生さんもいらっしゃると思います。最後に、学生さんに何かアドバイスがあれば教えていただけますか? 

Uさん

私は、学部生の時は電気工学や生命科学について学んでおり、研究テーマは半導体発光素子の発光効率改善でした。新卒で入社した企業は研究テーマであった「半導体」とは直接的には関係のない企業に就職しましたが、今その時に学んだ知識が活かされています。

どこでどう、学んだことが活かされるかはわかりませんが、一つのテーマに興味を持って、とことん調べつくして、考えて結論を導き出す、といった経験は必ずデータ分析には必要になります。今はぜひ、興味あることを追及してほしいと思います。

あと、学生時代に学園祭の実行委員会に所属していました。 学園祭に向けて、計画を立て、ほかのメンバーと協力しながら準備を進めるといった経験は、社会人になって仕事を遂行する上でよい経験でした。データ分析自体は孤独な作業になりますが、組織で何かをやり遂げる際には必ずチームワークが必要になりますので、学業以外のことにもどんどん挑戦してほしいと思います。

ー Uさん、今日はありがとうございました。Uさんのさらなる活躍を楽しみにしています!

Uさん

ありがとうございました。

ー 今回は半導体分野でデータ分析に取り組んでいるUさんへのインタビューでした。

お話の中にもありましたが当社には、前職での経験や学生時代の専門分野に関わらず、一つのテーマにしっかり取り組んだ経験や学業以外での挑戦を行ってきた人材が活躍できる場があります。職歴や学習・研究分野に拘らず広く人材を受け入れています。このインタビューを通じて、当社で働くメンバーや業務の理解につなげて頂ければ幸いです。ご応募をお待ちしております。